クチート [編集]
No.303 タイプ:はがね/フェアリー 体重 :11.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
| 能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クチート | 50 | 85 | 85 | 55 | 55 | 50 | 380 |
| メガクチート | 50 | 147 | 125 | 55 | 95 | 50 | 522 |
※ZAで種族値が上方修正(メガ:攻撃105→147)
| 鋼 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クチート | 50 | 85 | 85 | 55 | 55 | 50 | 380 |
| ハガネール | 75 | 85 | 200 | 55 | 65 | 30 | 510 |
第三世代から登場しているはがね×フェアリー。本作では同タイプにクレッフィが存在
弱点2・半減以下11と非常に恵まれた耐性を持つものの、合計400に届かない種族値が難点。
本作では剣盾以降では剥奪されていたメガシンカが復活。ただし、特性がないというZAの仕様でモロに逆風を受けているポケモンである。
メガクチートの強みであった攻撃種族値105×「ちからもち」による圧倒的な火力は特性の消失により失われている。
代わりに攻撃種族値の底上げで疑似的な再現が行われているものの、ちからもち前提であれば252振りで実質的な攻撃種族値は262程度であったことを踏まえると、大幅なパワーダウンをしているといわざるを得ない。
なおこの仕様はメガチャーレムや本作初登場のメガスターミーでも同様の底上げが行われている。
さらにメガシンカ前の「いかく」を消失している点も地味に痛く、素のHPの低さが祟り思うように攻撃を受けきれないケースも増えている。
ただしはがね×フェアリーの組み合わせは本作の禁止級伝説枠すべてに有利をとれるタイプであり攻め手としては優秀。
シーズン2ではゼルネアスやイベルタルが解禁となり、現時点はランクマッチ使用不可なジガルデにも弱点を突くことができる。
同タイプのクレッフィは攻撃役としては火力不足なので、はがね・フェアリー両タイプをタイプ一致で繰り出せる高火力のアタッカーはメガクチートの特権となる。
火力を補強するつるぎのまいや豊富なサブウェポンも引き続き習得可能。
特性考察 [編集]
- かいりきバサミ
- 相手に攻撃を下げられなくなり、いかくやキングシールドに強くなる。
メガシンカ前提でも悪くない効果ではあるが、確実に発動するいかくと比べると見劣りする。
相手にいかくをトレースされたくない場合やいかくの多いダブルでなら選択肢に入るか。
- いかく
- 相手の攻撃を下げることができ、対物理性能を高められる。
繰り出すだけで発動し、メガシンカ後や後続サポートにも活きる。
ダブルでも有用だが、シングルよりかちき・まけんき持ちが多いので注意。
- ちからずく
- 隠れ特性。一致技やパンチ系の技を補強できるが、ふいうちは対象外。
技考察 [編集]
| 攻撃技 | タイプ | 威力 | ちからずく | 命中 | 効果 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| じゃれつく | 妖 | 90(135) | 175 | 90 | 攻撃↓10% | タイプ一致技。命中不安。 |
| アイアンヘッド | 鋼 | 80(120) | 156 | 100 | 怯み30% | タイプ一致技。性能安定。 味方のトリックルームやでんじはとあわせて。 |
| ふいうち | 悪 | 70 | - | 100 | 優先度+1 | 読みが要るが高威力の先制技。鈍足を補えるのでほぼ必須。 |
| はたきおとす | 悪 | 65/97 | - | 100 | 道具排除 | 追加効果が優秀。 |
| イカサマ | 悪 | 95 | - | 100 | 相手A利用 | 相手の攻撃力を利用できる攻撃技。いかくとは相性が悪い。 |
| ほのおのキバ | 炎 | 65 | 84 | 95 | 火傷10% 怯み10% | ハッサムに。ほのおのパンチは覚えない。 |
| ストーンエッジ | 岩 | 100 | - | 80 | 急所ランク+1 | 対炎。高威力・命中不安。 |
| いわなだれ | 岩 | 75 | 97 | 90 | 怯み30% | 同上。味方のトリックルームやでんじはとあわせて。 ダブルでは相手全体攻撃。 |
| グロウパンチ | 闘 | 40 | 52 | 100 | 攻撃↑100% | 対鋼。追加効果が優秀。積み技感覚で。タマゴ技。 |
| かわらわり | 闘 | 75 | - | 100 | 壁破壊 | 対鋼。壁構築に強くなる。 |
| きあいパンチ | 闘 | 150 | - | 100 | 優先度-3 | 一致技よりも威力が高い。流し際やみがわりと合わせて。 |
| かみなりパンチ | 電 | 75 | 97 | 100 | 麻痺10% | 対水。A特化でH振りマリルリを中乱1(62.5%)。 剣盾技マシン。かみなりのキバで代用可能。 |
| れいとうパンチ | 氷 | 75 | 97 | 100 | 凍り10% | 一致技と半減範囲が被る。 剣盾技マシン。こおりのキバで代用可能。 |
| どくどくのキバ | 毒 | 50 | 65 | 100 | 猛毒50% | 威力は低く範囲が被るが、猛毒による強引な突破が狙える。 |
| いかりのまえば | 無 | - | - | 90 | - | 削り技。ゴーストには無効。 |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
| つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を強化。ふいうちで全抜きを狙う。 | |||
| ちょうはつ | 悪 | 100 | 補助技対策。ふいうちと相性が良い。 | |||
| みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。ふいうちと相性が良い。 | |||
| ステルスロック | 岩 | - | サポート用。交代読みで。 | |||
| ミストフィールド | 妖 | - | サポート用。火力系フィールドの除去や状態異常対策に。 | |||
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:いかく/
性格:いじっぱりorゆうかん(トリックルーム)
努力値:A252 S調整 残りH
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:じゃれつく/ふいうち
優先技:つるぎのまい
攻撃技:はたきおとす/ほのおのキバ/アイアンヘッド/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ストーンエッジorいわなだれ
変化技:ちょうはつ/みがわり
種族値に沿ったアタッカー型。
中の上程度の攻撃・防御以外のステータスはかなり低く、特殊技に対しては無力。
相手を見極め、豊富な技範囲で弱点を的確についていきたい。
相性考察 [編集]
- ポリゴン2
- 弱点が少なく高耐久で、トリックルーム・でんじはによるサポートが可能。ポリゴン2の苦手なはたきおとすをクチートが受けられる。
クレセリアと違い自主退場技は覚えないが、自身もアタッカー性能があるので起点にされづらい。 - ミミッキュ
- 耐性補完はそこまで優秀ではないが、ばけのかわにより確実にトリックルームが張れる。
クチートとは役割が被りがちなので、攻撃技よりもおにびやのろいなどの絡め手を優先的に採用する。 - クレセリア
- 高耐久でじめん無効。みかづきのまい・トリックルーム・でんじは等を覚える。
自主退場技で多少は誤魔化しが効くが、低火力なので起点化されないよう注意。 - ラティアス
- じめん無効、ほのお半減でいやしのねがい・でんじはを覚える。クチートの苦手なバシャーモに強い。
- シャンデラ
- もらいびで炎無効。バシャーモに強く、トリックルーム・おきみやげを覚える。
耐久が少し低く、じめん・ゴースト・みずが一貫する。 - フライゴン
- 互いの弱点をすべて半減以下に抑えることができる。おいかぜ+とんぼがえりも可能。
ただし、複合範囲ではマンムーなど両者に弱点をついてくるポケモンも少なくない。 - 霊獣ランドロス
- フライゴンと違いほのお耐性はないが、いかく+とんぼがえりにより物理に強いサイクル展開が狙える。
- ルナトーン・ソルロック
- ほのお・じめん半減以下でトリックルームを使える唯一のポケモン。
ただし数値は不足気味で、かたやぶり+じしんで弱点を突かれる。
対クチート [編集]
- 注意すべき点
- メガシンカ前のいかく、メガシンカ後のちからもちにより、数値以上の火力・耐久を持つ。
つるぎのまいからのふいうちが脅威。一致技とあわせて攻撃範囲が広い。トリル下では全抜きの恐れもある。
耐性も優秀で、雨やグラスフィールドで弱点を補えるほか、補完に優れる相方も多い。
- 対策方法
- 相性の良いポケモンとセットで動いてくるため、それらの構築の弱点や技構成の傾向を知っておくことが大事。
炎タイプは攻守両面で有利。おにびがあればふいうちを空かしつつ火力低下を狙える。
バシャーモ・ヒードランなら対面構築気味に組まれるポリゴン2との並びにも強い。
じしん持ちの物理アタッカーでも弱点を突けるが、いかくがあるので特殊技の方が通りやすい。
無補正C振りサザンドラ@メガネのかえんほうしゃ・だいちのちからでH振りを確1。ふいうちも半減だが、じゃれつくには注意。
後続にラティアスやクレセリアがいる場合は起点を作らせないよう立ち回りたい。