ジガルデ - ポケモン育成考察Wiki|Pokémon LEGENDS Z-A

ジガルデ [編集]

No.0718 タイプ:ドラゴン/じめん
体重:10%フォルム     33.5kg (けたぐり・くさむすびの威力60)
   50%フォルム     305.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
   パーフェクトフォルム 610.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ジガルデHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値
10%54100716185115486
50%108100121819595600
100%216100121919585708

ばつぐん(4倍)こおり
ばつぐん(2倍)ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

ドラゴン×じめん」の複合タイプを持つ禁止伝説ポケモン。
3種類のフォルムと2種類の専用特性を持ち、バトル中にフォルムチェンジ?するなど独自のギミックを多数持つ。
種族値で目を引くのは100%フォルムの耐久で、特に物理耐久はドラゴンタイプTOPである。
一方の後述のスワームチェンジの都合上、実質耐久指数は数字よりも低い。
また攻撃面は物理・特殊とも控えめで、禁止伝説はおろか一般ポケモンと比べても平凡なレベル。
独自のギミックや、複数の専用技、豊富な積技で補っていきたい。

基本的にはパーフェクトフォルムとなれる特性スワームチェンジ個体が大多数。
オーラブレイク個体はフォルムチェンジを持たないため、別物レベルに運用法が変わるので注意。
スワームチェンジの仕様は特性考察を参照。



技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
げきりん120(180)100行動固定物理最高火力だがフェアリーで止まる。
ドラゴンクローは覚えない。
スケイルショット25*2~5
(37*2~5)
90防御↓
素早さ↑
ドラゴン技の中間択。
パーフェクトフォルムの中途半端な素早さを補えるが、防御ダウンは相性が悪い。
ワイドブレイカー60(90)100攻撃↓100%火力は低めだが相手の弱体化も狙える。ダブルでは全体攻撃。
じしん100(150)100-一致技。威力・命中共に安定でドラゴン技との相性補完に。
専用技が優秀なため、威力を重視しない限り基本はそちらが選択される。
サウザンウェーブ90(135)100交代不可専用技。交代を封じることで有利に試合を運べる。
ダブルでは相手全体を攻撃する。グランドフォースの上位互換。
ゴーストタイプにはダメージだけで拘束できない。
サウザンアロー90(135)100ひこうタイプ、
特性ふゆうが無効
専用技。下記で解説。こちらもグランドフォースの上位互換。
ストーンエッジ10080急所率+1命中不安も地面との相性補完に優れる技。
炎技を覚えないため氷対策に岩技は重要。
いわなだれ7590怯み30%命中を重視する場合にストーンエッジとの選択。
りゅうのまいと合わせて怯みの範囲は広い。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対ノーマル、悪など。高威力だがりゅうのまいとの相性は悪い。
かわらわり75100壁破壊威力不足だが追加効果は優秀。
アイアンテール10075防御↓30%フェアリー対策。ようきA252振りで無振りゼルネアスを確2。
かみくだく80100防御↓20%対超・霊に。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
強制交代
積みの起点にされるのを防いだり、麻痺撒きに。
しんそく80100優先度+2禁止伝説において激戦区の素早さにあるため、使えるルールなら欲しい。
第6~7世代限定
特殊技タイプ威力命中効果解説
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓うち逃げしたい場合やダブルで採用する。
コアパニッシャー100(150)100そのターンに
技を使った相手の
特性を消す
専用技。りゅうせいぐんより威力は劣るが連発が利く。
ダブルなら相手全体攻撃。
だいちのちから90(135)100特防↓10%特殊型のメインウェポン。
きあいだま12070特防↓10%高威力のサブウェポン。
ヘドロウェーブ95100毒10%フェアリー対策だが火力不足。
くさむすび20~120100-このクラスでは火力不足か。
変化技タイプ命中備考
へびにらみ100優秀な妨害技。電気タイプには地面技が通る。
りゅうのまい-攻撃を上げるのも大きいが激戦区の素早さを上げるのが大きい。
とぐろをまく-攻撃・防御をより強化できる。ストーンエッジやいわなだれなどの命中不安技の補強にも。
みがわり-おにびなどを防ぎ、積みの起点にできる。
ねむる-パーフェクトフォルムの状態で眠れば超耐久を維持したまま全回復できる。
しんぴのまもり-サポートに優れた技。ダブルでは特に候補。
くろいきり-積み技を無効にする。
りゅうせいぐんとの相性もよいが自身の積み技との併用はできない。
いたみわけ-スワームチェンジ?前のHP調整に。フォルムチェンジ後の相性は悪い。
第6~7世代限定
どくどく90耐久型への役割破壊。交代読みで当てたい。
第6~7世代限定

※グランドフォースは専用技だが、追加効果がない事以外はサウザンウェーブ、サウザンアローと全く同じ性能であるため、採用する利点は基本的にはない。


サウザンアローについて [編集]

  • ダブルでは相手全体を攻撃する。
  • 飛行タイプ、特性ふゆうの相手に当たり、「うちおとす」状態にする。
    • 地面技を受けるようになる、フィールドの影響を受けるようになるなど。
    • 飛行タイプのポケモンにサウザンアローを初めて当てた場合、タイプに関わらず等倍でダメージを計算する。
      • テッカグヤバタフリーなど、飛行タイプを考慮しなければ抜群や半減になるポケモンに当てても等倍になるということ。
      • 2発目以降は前述のうちおとす効果が発動するので、タイプ相性を用いて計算する。
    • 特性ふゆうのポケモンはタイプ相性通りにダメージを計算する。
  • 他の効果で接地していない状態の相手にも攻撃が当たる。
    • 「そらをとぶ」「とびはねる」「でんじふゆう」状態の相手に対しても当たる。
      • 「そらをとぶ」「とびはねる」は技が中断される。「でんじふゆう」状態は解除される。
    • 「ふうせん」を持つ相手に当たり、ふうせんを消費させる。

耐久調整についての考察 [編集]

ジガルデはフォルムチェンジによって、体力が大幅に「上昇」するポケモンである。
これは攻撃特化(AS252)や耐久特化(HB252orHD252)といった調整なら気になりにくいが、
A252振りで残りは耐久とした努力値調整の場合、H252振り、もしくはB252(D252)振りのどちらが効率が良いのだろうか。

一般的にハピナスハリテヤマのようにHPが高いポケモンは防御や特防を上げたほうが硬くなれるが、ジガルデはHPが「上昇」するタイプなので難しい。
↑「最大HPの差分を回復する」特性なので、発動させることを前提とするのであればパーフェクトフォルムの種族値を基準に考えてBDで振り分けたほうが硬くなる。
ただし、50%フォルムで最大耐久指数を実現する場合はH振りが望ましく、BD振り分けの50%フォルムと比較して総合耐久指数に2400程の差が出る。
100%フォルム時はBD振りとH振りの耐久指数差は1000程度に留まるため、発動しやすさに重点を置くならH振りが好ましいと思われる。
もちろんBDに振り分けて発動後最硬を目指すのも選択肢。


型考察 [編集]

10%フォルムりゅうのまい型 [編集]

特性:スワームチェンジ
性格:ようきorいじっぱり
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:きあいのタスキ/チイラのみ/カムラのみ
確定技:りゅうのまい/じしんorサウザンアローorサウザンウェーブ
選択攻撃技:いわなだれorストーンエッジ/げきりん/ドラゴンテール/ばかぢから
選択補助技:へびにらみ/みがわり/こらえる

りゅうのまいを活かした積みアタッカー。パーフェクトフォルムに変化して素早さが下がっても準速りゅうのまい1積みで最速135族と同速。
最速なら10%フォルム時の高い素早さが活かしやすく、状況に応じて積まずに攻撃したり補助技で後続に繋いだりする動き方がしやすくなる。
10%フォルムは低耐久なのでタスキを持たせればほぼ確実にスワームチェンジが発動する。また50%フォルムよりHPの回復量が多い分、パーフェクトフォルム時の耐久も高く確保しやすい。

S上昇といわなだれのひるみも好相性で、専用技のサウザンアローにより一貫性も高い。
げきりんは高威力で禁止級ドラゴンとの撃ち合い想定ならあると便利だが、
禁止伝説ありのルールでもカプ系などのフェアリーは多く、一貫性はあまり優秀とはいえない。
加えて、行動固定によりゼルネアスの起点にされるリスクは無視できないため、サウザンアローの一貫性も考えると必ずしも必須ではない。
しんそくは過去作限定なので注意。

みがわり2回でスワームチェンジを発動させつつ(HPを4nとする)AS252とする場合、Hの個体値は28~29が理想となる(50レベル戦時)。
HP満タン時から連発可能なみがわりの回数に変化はない(5回)が、3回目のみがわり実行時はSが落ちる代わりに硬いみがわりとなる。
個体値を下げるのが嫌な場合はH20振りを推奨。この場合、ASの何方かは最大236振りとなる。

50%フォルムH振り型 [編集]

特性:オーラブレイク/スワームチェンジ
性格:いじっぱりorゆうかんorひかえめorれいせい
努力値:HP252 攻撃252or特攻252
持ち物:ゴツゴツメット/ヤチェのみ/たべのこし/じゃくてんほけん/とつげきチョッキ/いのちのたま
確定技:じしんorサウザンアローorサウザンウェーブorだいちのちから
選択物理技:いわなだれorストーンエッジ/しんそく/げきりん/ドラゴンテール
選択特殊技:りゅうせいぐんorコアパニッシャー/ヘドロウェーブ/きあいだま/くさむすび
選択補助技:へびにらみ/とぐろをまく/くろいきり/みがわり

高い物理耐久をさらに伸ばし、耐えてから殴る。
素早さに努力値を回さなくてもへびにらみがあるため、上は取りしやすい。
ゼルネアスはへびにらみの麻痺で素早さを削いでもジオコントロールの上昇分で打ち消されるため起点にされやすく、パーティ単位で要対策。
くろいきりを搭載する場合はそれを逆手に取り、ジオコントロールを無駄遣いさせてから後続へ繋ぐのも手。

パーフェクトフォルム耐久型 [編集]

特性:スワームチェンジ
性格:わんぱくorしんちょう
努力値:HP252 防御252or特防252
持ち物:カゴのみ/ラムのみ/たべのこし/ゴツゴツメット
確定技:じしんorサウザンアローorサウザンウェーブ/とぐろをまくorりゅうのまい
選択攻撃技:いわなだれorストーンエッジ/ワイドブレイカー/げきりん/ドラゴンテール/りゅうせいぐんorコアパニッシャー
選択補助技:ねむる/みがわり/ねごと/くろいきり

優秀な積み技と耐久型の種族値を活かし、相手の電気タイプや物理型ポケモンを起点に積む型。
努力値の都合上、50%フォルムでの使用を推奨。

防御特化+防御ランク一段階上昇のパーフェクトフォルムはザシアンのA+1じゃれつくを確3に抑える超耐久。
パーフェクトフォルムに変身するタイミングで上手くねむるで全回復していきたい。

ダイマックスとも相性が良く、ダイマックス技の追加効果で更に生存性を高められる。

HP実数値そのものを大幅増加させる特性、交代を封じる専用技、ザシアン対策のポケモンに強い、くろいきりを覚えるといった性質上、対戦の制限時間を限界まで使いきって勝つTOD適性が高い。


対ジガルデ [編集]

注意すべき点
伝説のポケモンとしては種族値が控えめで、突出した破壊力は持たないものの、専用技のサウザンアローによる高い一貫性が最大の特徴。
特性スワームチェンジによる回復もあり、中途半端な火力で攻めても長期戦に持ち込まれやすい。
また、へびにらみ/サウザンアロー/サウザンウェーブ/しんぴのまもりと言った、ダブルで有用な技を多数使いこなせる。
サポートポケモンだからと後回しにすると、りゅうのまいを積んでアタッカーに豹変する事も。
対策方法
特性スワームチェンジの発動を許さず一撃で落とすのが理想。
ダイアイスを使えば、きあいのタスキで耐えられてもスワームチェンジ発動前にあられダメージが入ってそのまま落とすことができる。
もし発動されてパーフェクトフォルムになっても、一度HPを半分以下に削っているので即座に対処すれば数値ほど打たれ強くはない。
ねむるやダブルでの相方のいやしのはどうなどで回復される前に迅速な対処をしよう。
このため4倍弱点の氷技、できれば高威力なれいとうビームやふぶきを使うのがベター。れいとうパンチなど中途半端な威力の技はタイプ一致での使用を推奨。
また非常に刺さるのが連続攻撃のつららばり。最低の2発止まりでもスワームチェンジと相性の良いみがわりを崩しつつ本体にもダメージを通せる。
氷技が使えない場合はタイプ一致かつ、火力補強アイテムを持たせたり一致ドラゴン、フェアリー技を用いたりして一撃で可能な限りの高火力を叩き込みたい。
下手に受け出しを狙うと、りゅうのまいやとぐろをまくを積んだりみがわりを展開する隙を与えかねないので注意。
何を差し置いても最悪なのは突破不可能の状態でサウザンウェーブで交代封じされることなので、低火力のポケモンを下手に対面させないようにすることも大事である。

外部リンク [編集]