ミルホッグ [編集]
No.505 タイプ:ノーマル 体重 :27.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
| ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ミルホッグ | 60 | 85 | 69 | 60 | 69 | 77 | 420 | 
第五世代の序盤ノーマル。例に漏れず全体的に種族値が低め。
一方で火力補強の特性としてアナライズを持ち、条件が揃えばはりきりラッタやちからもちホルードにも匹敵するほどの一致技の火力が出せる。
技のレパートリーも多く、さいみんじゅつやでんじはなどの状態異常技。いかりのまえば、がむしゃら等の削り技に長ける。
行動回数さえ確保できれば最低限の負担は見込めるものの、見ての通り耐久種族値・耐性ともに乏しく、素早さも中速以下で先制技も一切覚えない。
バトンタッチ+各種積み技といったコンボもあるが、他の優秀なバトン役を差し置いて狙う戦術の優位性が見当たらない。
状態異常技を絡めれば行動回数の確保も狙えなくもないが、ほぼ運頼みであるため確実性に欠ける。
独自の個性は少なからずあるものの、何をやらせるにも種族値の乏しさが足を引っ張っていると言える。
第七世代のSMにてレベル技で「きあいだめ」「わるだくみ」を習得。
豊富な攻撃技を活かせるものの、やはりアタッカーには不向き。バトン役としても耐久力に難があることには依然変わりない。
USUMでは「なみだめ」と「タネマシンガン」をタマゴ技で習得したが、前者は耐久向けではない種族値にいまいち噛み合っておらず、
後者もスキルリンク持ちのチラチーノと比べればやはり不安定。
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | 
|---|---|---|---|---|---|
| おんがえし | 無 | 102(153) | 100 | - | タイプ一致技。性能安定。 | 
| じたばた | 無 | 20~200 (30~300) | 100 | - | タイプ一致技。最大威力はおんがえしのほぼ2倍。きあいのタスキとあわせて。 アナライズ込みの最大威力なら無振りガブリアス確1の威力に。 | 
| ギガインパクト | 無 | 150(225) | 90 | 次ターン自行動不可 | タイプ一致技。Z化すれば最大じたばたと同威力。 | 
| けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | - | 対岩・鋼。威力不安定。 | 
| かみくだく | 悪 | 80 | 100 | 防御↓20% | 対ゴースト。メタグロスにも。 | 
| ほのおのパンチ | 炎 | 75 | 100 | 火傷10% | 対鋼。ハッサムやナットレイに。 | 
| れいとうパンチ | 氷 | 75 | 100 | 凍り10% | 4倍狙いで。2倍では等倍おんがえし以下。 | 
| いかりのまえば | 無 | - | 90 | - | 削り技。相手・状況を選ばず確実に半分削れる。 | 
| がむしゃら | 無 | - | 100 | - | 削り技。きあいのタスキとあわせて瀕死寸前まで削れる。 | 
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | 
| かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | 対鋼。ほのおのパンチより通りやすい。 | 
| くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 対岩。威力不安定。 | 
| かみなり | 電 | 110 | 70 | 麻痺30% | 雨やZクリスタルとあわせて。 | 
| シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対ゴースト。一貫性は高いが威力は低い。 | 
| きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 対岩・鋼。高威力・命中難。 | 
| めざめるパワー | - | 60 | 100 | - | 4倍狙いで氷など。 | 
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
| でんじは | 電 | 90 | 妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。アナライズとの相性は悪い。 | ||
| あやしいひかり | 霊 | 100 | 妨害技。でんじはやみがわりとあわせて。 | ||
| さいみんじゅつ | 超 | 60 | 催眠技。起点作りに。 | ||
| つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を強化。物理型なら。バトンタッチ可。 | ||
| わるだくみ | 悪 | - | 特攻を強化。特殊型なら。バトンタッチ可。 | ||
| バトンタッチ | 無 | - | 積み技やみがわり、きあいだめとあわせて。 | ||
型考察 [編集]
補助じた型 [編集]
特性:アナライズ
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じたばた/つるぎのまい/バトンタッチ/さいみんじゅつ
自分より遅い相手なら、補助技を狙ってさいみんじゅつで起点を作り、つるぎのまい→バトンタッチ、
自分より速い相手なら、攻撃技を狙ってじたばたを使う型。
物理型 [編集]
特性:アナライズ
性格:いじっぱり/ようき(特殊技採用の場合:さみしがり/やんちゃ)
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:おんがえしorじたばた
攻撃技:かみくだく/けたぐり/おいうち/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/れいとうパンチ/アクアテール
補助技:さいみんじゅつ/つるぎのまい
アナライズやそれなりの範囲の技を活かして攻撃する型。
一致技はじたばただけにするのもあり。一応かえんほうしゃやかみなりといった役割破壊技も備えてはいる。
攻撃範囲の広さはライバルであるオドシシに劣ってないので、そこで差別化を図れる。
・A特化での火力目安
じたばた:最大威力+アナライズでH振りラティアス、無振りガブリアスを確1。
けたぐり:H振りバンギラス、無振りマニューラを確1。アナライズで無振りテラキオンを高乱1。
かみくだく:アナライズで無振りゲンガーを確1。
- 型サンプル
- 持ち物:きあいのタスキ
 技構成:じたばた/いかりのまえば/けたぐり/かみくだく
 さいみんじゅつ読みのちょうはつを誘いやすく、フルアタの場合無償行動ができる可能性があるのが利点。
 きあいのタスキ持たせていかりのまえばを使えば無駄死にはしない。
 欠点はおにびやみがわりに弱いことと、最大威力のじたばたと抜群けたぐり以外の技の火力が無いこと。
 他の攻撃技は弱点を突いても落とせないことも多く、補助技を採用した方が汎用性は高い。
特殊型 [編集]
特性:アナライズ
性格:ひかえめ/おくびょう(物理技採用の場合:おっとり/うっかりや/せっかち/むじゃき)
努力値:C252 S調整 残りH(きあいのタスキの場合:S252)
持ち物:きあいのタスキ/たつじんのおび
確定技:かえんほうしゃ/でんじはorいかりのまえば
物理技:じたばた/おんがえし
特殊技:シャドーボール/かみなり/くさむすび/きあいだま
補助技:さいみんじゅつ/わるだくみ
特殊技も一致ノーマル技に乏しいもののレパートリーはそこそこあり、わるだくみも覚える。
鋼を呼ぶのでかえんほうしゃがよく刺さる。
火力自体は低いが、弱点が突けない場合はでんじはやいかりのまえばでプレッシャーを与えていくので腐らない。
・C特化での火力目安
かえんほうしゃ:H振りナットレイを確2。交代時ならアナライズで低乱1。
かみなり:アナライズでH振りギャラドスを確1。
くさむすび:アナライズでH振りメガラグラージを中乱1。
素早さは36振って4振り80族ぐらいは抜いておきたい。
Zさいみんじゅつ型 [編集]
性格:ようき
努力値:HP252 素早さ252
持ち物:エスパーZ
確定技:さいみんじゅつ/バトンタッチ
選択技:つるぎのまい/わるだくみ/みがわり/いかりのまえば
ZさいみんじゅつでSを上げて素早さと起点を同時確保、
そこからつるぎのまいやわるだくみで後続に繫げる型。
対ミルホッグ [編集]
- 注意すべき点
- さいみんじゅつやでんじは、いかりのまえば等の小技が豊富で妨害に長ける。
 きあいのタスキからのがむしゃら、アナライズ込みのじたばたにも注意。
- 対策方法
- 耐久は低く耐性にも乏しいので、一致等倍技で充分倒せる。
 下手に交代するとアナライズが発動したり、妨害技を使う隙を与えてしまうので危険。
 きあいのタスキやじたばたを警戒するなら、ノーマル無効のゴーストでおにびを入れるとよい。