ゲッコウガ [編集]
No.0658 タイプ:みず/あく 体重 :40.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60) ・メガゲッコウガ タイプ:みず/あく 体重 :40.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
| 能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ゲッコウガ | 72 | 95 | 67 | 103 | 71 | 122 | 530 |
| メガゲッコウガ | 72 | 125 | 77 | 133 | 81 | 142 | 630 |
第六世代のみず御三家であく複合。同タイプはサメハダーのみ。
へんげんじざいによるタイプ変化が個性であったが、今作では特性が廃止。競合するサメハダーや高速水アタッカーのスターミーとの差別化をより意識する必要が生まれた。
主なゲッコウガの独自性は特殊アタッカー可能であることと専用技みずしゅりけんの存在だが、大きな強みにはなっていない。
種族値傾向は高速両刀中火力アタッカー。攻撃面は両刀気質かつ低水準だが、物理・特殊合わせて様々なタイプの技を習得する。
ZAではメガシンカを獲得。より両刀アタッカーとして洗練された数値となった。
ゲッコウガナイトはランクバトルシーズン1でランクKに達すると入手できる。再配布の予定もアナウンスされているが、期間限定でかつランクバトルに参加必須である点は変わらないものと考えられる。
努力値考察 [編集]
| 努力値配分 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 性格 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AS最速 | - | 252 | 4 | - | - | 252 | ようき | 物理型。特殊では使えないタイプの技が多く、奇襲性自体は高い。 |
| CS最速 | - | - | 4 | 252 | - | 252 | おくびょう | 特殊型。火力が足りないため、いのちのたまや襷が候補となる。 |
技考察 [編集]
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイドロポンプ | 水 | 110(165) | 80 | - | タイプ一致技。高威力・命中不安。 |
| なみのり | 水 | 90(135) | 100 | - | タイプ一致技。中威力・命中安定。 |
| みずしゅりけん | 水 | 15(22)*2~5 | 100 | 優先度+1 | タイプ一致技。先制技かつ連続技。威力期待値は3発の47.5(71.25)。 いかさまダイスで最低4回当たる。 |
| あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | タイプ一致技。怯みも狙える。 |
| れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | 対草・ドラゴン・飛行。水技との相性補完に優れ、役割対象を考えるとほぼ必須技。 へんげんじざいのおかげで下降補正無振りでも役割破壊には十分な威力が出る。 物理型においてもれいとうパンチよりもこちらが推奨される。 |
| ヘドロウェーブ | 毒 | 95 | 100 | 毒10% | 対草・妖。特殊の場合はこちら。 |
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
| アクアブレイク | 水 | 85(127) | 100 | 防御↓20% | タイプ一致技。新規習得。アクアカッターやウェーブタックルは覚えない。 |
| たきのぼり | 水 | 80(120) | 100 | 怯み20% | タイプ一致技。素早いので怯みも狙える。 |
| つじぎり | 悪 | 70(105) | 100 | 急所ランク+1 | タイプ一致技。急所に当たりやすい。 |
| ダストシュート | 毒 | 120 | 80 | 毒30% | 対フェアリー・草。へんげんじざいなら耐性が一変。単純に物理最高打点としても。 |
| けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | - | 対悪、無。威力不安定。 |
| ローキック | 闘 | 65 | 100 | 素早↓100% | 対悪、無。威力は低いが追加効果が優秀。 タスキと合わせて対パオジアンで有用。 |
| とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 攻撃しつつ撤退。 |
| いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 対虫、炎・飛。怯みも狙える。主にダブル向け。 |
| がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早↓100% | 対虫、炎・飛。追加効果が優秀。対リザードンでは抜群を与えつつ積み展開を阻止できる。 |
| あなをほる | 地 | 80 | 100 | - | 対電。パワフルハーブと合わせて。 |
| かげうち | 霊 | 40 | 100 | 優先度+1 | 悪技と範囲が被る。へんげんじざいでのタイプ変更に。 |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
| ちょうはつ | 悪 | 100 | 変化技対策。素早いので使いやすい。 | ||
| みがわり | 無 | - | 変化技対策や、げきりゅうの発動に。 | ||
| どくびし | 毒 | - | 後続サポートに。 | ||
| まきびし | 地 | - | 後続サポートや、へんげんじざいでのタイプ変更に。 | ||
| つるぎのまい | 無 | - | 物理攻撃力を補強。へんげんじざいだとノーマルに固定されるためげきりゅう型で。 | ||
| れいとうパンチについて |
型考察 [編集]
特性:へんげんじざい [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/ひかえめ/むじゃき/せっかち
努力値:S252/C252ベースにA微調整
確定技:あくのはどう/れいとうビーム
優先技:みずしゅりけん/ヘドロウェーブ
特殊技:くさむすび/ハイドロポンプorなみのり/じんつうりき
物理技:ダストシュート/けたぐり/いわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/かげうち/カウンター
変化技:ちょうはつ/すりかえ/どくびし
ゲッコウガの基本形。道具により役割が変化するが、技構成と努力値振りにも大きな変化はない。
カスタマイズ性が高いポケモンなので特定の枠にはめるよりパーティーの穴を埋めるような柔軟な調整をすることで強みを発揮できる。
以下道具ごとに記述。
きあいのタスキ [編集]
特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/むじゃき/せっかち
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:れいとうビームorこごえるかぜ
特殊技:みずしゅりけん/あくのはどう/くさむすび/ハイドロポンプorなみのり/じんつうりき/ヘドロウェーブ
物理技:ダストシュート/けたぐり/いわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/かげうち/カウンター
変化技:ちょうはつ
全抜きに重きを置いたいのちのたまとは異なり、序盤の崩しに重きを置いた型。
先発に繰り出し多彩な技で敵の主軸を崩す。
初手で対面しやすいタスキ+がんせきふうじ持ちステロ要員の展開を阻止できるよう氷技にはこごえるかぜ、もしくはれいとうビーム+非接触先制攻撃技のみずしゅりけんを採用したい。
いのちのたま [編集]
特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/むじゃき/せっかち
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま
確定技:れいとうビーム
特殊技:みずしゅりけん/あくのはどう/くさむすび/ハイドロポンプorなみのり/じんつうりき/ヘドロウェーブ
物理技:ダストシュート/けたぐり/いわなだれ/とんぼがえり/かげうち
変化技:みがわり/ちょうはつ
序盤の崩しに重きを置いたきあいのタスキとは異なり、全抜きに重きを置いた火力重視の型。
中盤から終盤にかけて繰り出し、高速広範囲を活かして一掃する。
縛れる範囲を広げるため、タスキ持ちの時とは異なり高威力技が優先される。
従ってこごえるかぜ、がんせきふうじは採用されない。
| 耐久調整 |
こだわりスカーフ [編集]
特性:へんげんじざい
性格:むじゃき/せっかち/おくびょう
努力値:CS252をベースに調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:なみのりorハイドロポンプ/ダストシュートorヘドロウェーブ/れいとうビーム
特殊技:くさむすび/あくのはどう
物理技:けたぐり/いわなだれ/とんぼがえり
変化技:ちょうはつ/すりかえ
※こちらは特殊ベースの型です。物理ベースの型はノートを参照して下さい。
高速勢やスカーフ持ちを上から殴る型。
へんげんじざいはどうせ一度しか発動しないので技固定のデメリットは無い。
火力はタスキ型同様に低く、確1にできるのは霊獣ランドロス、パオジアン等の4倍勢やマスカーニャ等の紙耐久相手に限られる。
なみのりではイーユイが低乱1。ドラパルトもれいとうビームなら確1だがあくのはどうでは中乱1。
ハバタクカミやテツノツツミには有効打が無い上にブーストで抜き返される。
物理メイン型 [編集]
特性:へんげんじざい
性格:むじゃき/せっかち/ようき
努力値:ACSで調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/きあいのタスキ
物理技:けたぐりorかわらわり/ダストシュート/いわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/あなをほる/かげうちorでんこうせっか/アクアブレイク/つじぎり
特殊技:れいとうビームorこごえるかぜ/みずしゅりけん/ハイドロポンプ/あくのはどう/くさむすび
変化技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい
豊富な技範囲を武器とする奇襲型。特殊では使えないタイプの技が多く、奇襲性自体は高い。
ただ、へんげんじざい弱体化による大幅な火力低下に加え対フェアリーの毒はヘドロウェーブ習得により物理型にする意義が喪失しており、さらなる根源的な問題として元のゲッコウガの弱体化によって裏をかく意義自体が小さく、型としての火力は第7世代とは比べられない。
物理型を起用するのはパーティ内で何かしらの役割対象をカバーする目的なので、実際は役割対象に合わせてカスタマイズ。
メジャータイプである悪・鋼・フェアリーを狙い闘、脱出も兼ねた虫を採用する、等。
中盤以降の掃除役に徹するなら確定数を落とし、一貫性や怯みで勝ち筋を残しやすいあくのはどうの威力確保のために特攻に振ることも充分に考えられる。
広範囲を縛ることに重きが置かれる型のためきあいのタスキはあまり採用されないが、アクロバットを採用する場合は候補に上がる。
A全振りC無振りでどちらにも性格補正がかかっていない場合、技威力の関係でれいとうパンチよりれいとうビームの方がごくわずかに火力が高くなる。
かげうちとみずしゅりけんも同様。悪技・水技もほとんど火力に変化がないため、いかく対策も兼ねて努力値振りや性格補正と相談。
珠ならけたぐりで一撃ウーラオスを確1、がんせきふうじでウガツホムラを確2。
ポリゴン2はけたぐりで乱3、かわらわりでも確3なので物理型でも無理。
- 性格考察
- せっかち(H147 B78 D91)
○ ダウンロードで攻撃を上昇させる
● 物理先制攻撃技で縛られやすい
むじゃき(H147 B87 D81)
○ 物理先制攻撃技で縛られにくい
● ダウンロードで特攻を上昇させる
- 調整例
- むじゃき 150-142-88-126-81-191@たつじんのおび
A:H202B117ニンフィアをダストシュートで確1
C:H183D105ガブリアスをこごえるかぜで確1
S:最速
余りHB
【ダブル】アタッカー型 [編集]
特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/ようき/むじゃき
努力値:S252/H252orAC調整
持ち物:いかさまダイス/きあいのタスキ/こだわりメガネ/おんみつマント
特殊技:みずしゅりけん/あくのはどう/れいとうビームorこごえるかぜ/ハイドロポンプ/ヘドロウェーブ
変化技:まもる/みがわり/どくびし/まきびし/くろいきり
どくびし、まきびし等味方のサポートも可能だが、肝心のたたみがえしが廃止され、単純なアタッカーの色が濃くなった。
強力な先制技みずしゅりけんと豊富な技を生かす小回りの利くアタッカーである。
げきりゅう型 [編集]
特性:げきりゅう
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:いかさまダイス/きあいのタスキ
確定技:みずしゅりけん/ハイドロポンプ
優先技:れいとうビーム
選択技:あくのはどう/くさむすび/ヘドロウェーブ/とんぼがえり/ちょうはつ/カウンター/どくびし/ハイドロカノン
テラスタイプ:みず
一致技の火力を伸ばすことを意図する型。高威力のみず技の等倍範囲を押し付ける。
ダイスで水手裏剣を強化して立ち回りを優位に進めることを意図するタイプと、タスキで激流を発動させるタイプが存在する。
水テラスで確定2技を強化できるため、見かけ以上に高い火力を出すことができ、みずしゅりけんの恩恵で身代わりやタスキといったこの手のポケモンが苦手とする相手にも強気で動ける。
ハイドロポンプはなみのりでも選択可能ではあるが、外れることより倒しきれない相手が増えることの方が苦しい。
範囲を広げる技を採用するならへんげんじざい優先のため、4枠目の技の候補は限られる。
どうせ長生きさせる型ではないためひたすら火力を稼ぐハイドロカノンやポンプの命中不安を補うためのなみのり等、一致技3も無しとは言い切れない。
どくびし撒き型 [編集]
特性:へんげんじざい/げきりゅう
性格:おくびょう/ようき
努力値:S252 HAC調整
持ち物:きあいのタスキ/ラムのみ/ゴツゴツメット
確定技:どくびし
選択技:あくのはどう/れいとうビームorこごえるかぜ/がんせきふうじ/とんぼがえり/みずしゅりけん/ちょうはつ/まきびし/カウンター
どくびし利用のギミックを含む構築に採用される起点役。隙があればまきびしも撒ける。
どくびしを撒くことそのものが役割であり普通のへんげんじざいアタッカー型とは一線を画するため分離。
確実にどくびしを撒くため基本はきあいのタスキ最速。
ラムのみはちょうはつと同時採用し相手の展開阻止に重点を置くもの、ゴツゴツメットは対面する相手を後続の圏内に入れる削りに重きを置くものとして候補。タスキ以外の場合は耐久調整が必要。
こごえるかぜやがんせきふうじ、ちょうはつ、とんぼがえり等、起点作成に必要な技は優先度高め。
特性はどちらも候補。へんげんじざいならどくびしで耐性を一変させられる。
一方げきりゅうはタスキで耐えた後のみずしゅりけんによる削りの性能が上がる。また、いたずらごころが常時無効。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。
対ゲッコウガ [編集]
- 注意すべき点
- 希少特性へんげんじざいと、それを存分に活かせる高い素早さ、豊富な技。
高火力で弱点を突かれるほか、こちらからの有効打を空かされることも。
型はアタッカーやサポート、持ち物もいのちのたまやきあいのタスキ、こだわりアイテムと様々。
水技一点特化のげきりゅう型はみずしゅりけんが強力。
- 対策方法
- へんげんじざいによるタイプ変化に惑わされないこと。素早さが重要。
でんじは、トリックルーム等で先制できる状況を作れば突破しやすい。
後攻の場合は、タイプ変化を見越して技を選ぶ読みスキルが必要となる。
相手のパーティ構成からも技構成はある程度推理可能。
積み技に乏しいため、弱点が少ない高耐久のポケモンで受けるのも安定。
電気や格闘、毒、ノーマル、悪などには抜群となる技を持っていない事も多い。対抗可能なポケモンの具体例